Bike Handのチェーンチェッカーを使うと、切れたチェーンを仮止めして作業が容易になる。 |
先週のサイクリングではメタボ1号のチェーンが二回切れて、途中で引き返した。帰宅後、必要な機材を購入して、やっと修理が完了した。チェーンの切り貼り作業のやり方については、メタボ2号を組んだ時に、よくよく認識していたはずだが、しばらく作業していないうちにすっかり忘れていた。
自転車のチェーンが切れるとは普通、チェーンのコマ↓
https://cyclehack.jp/60 |
がプレートの途中で千切れるわけではなく、外側のプレートが変形してピンが外れることによって起こる。今回のケースは、サイクリングの前に古いチェーンを新しいものに交換した時、自身の作業ミスでピンがちゃんと2枚のプレートを貫通していなかったためだ。帰宅後切れたチェーンをよくよく観察すると、切れた場所以外の2箇所で、何かに呪われたかのようにプレートが変形して外側に曲がっていた。したがって、切れた場所を補修しただけでは早晩また切れることになる。結局、計3箇所を補修して、ようやくチェーンがスムースに回転するようになった。このとき注意したいのは、使用済みのプレートやピンを再使用しないことだ。ピンは交換用の特殊なもの↓
が販売されていて、これを使うことになります。このピンは、使用時よりも長めに出来ており、ピンをプレートに挿入後、ミゾが切ってある先端部分をペンチなどで折り取って完成する。ピンを挿入するときは、ハンマーなどで打ち込むのでなく、自転車専用のチェーン切り↓
を使って、正しい場所まで挿入する必要があります(このとき少しコツが必要)。コネクトピンを使わないで切れたチェーンを繋ぐためのパーツもあって、これはアウタープレートの二つの穴の一つにピンが固定されており、2枚を組み合わせて切れた場所のインナーのコマ同士をつなぐことが出来ます↓。
シマノではクイックリンク、スラムではミッシングリンクといい、前者は小ぶりで繋ぐのが難しく基本的に再使用不可です。後者は頑丈に出来ていて、自分のような不器用ものでも簡単につなげて再使用可能(スラム純正は入手が難しいが、KMCからコピー商品が販売されている↑)。今回は、これを切れた場所で使った。
また、チェーン交換のときに失敗しやすいのは、切れているチェーンを自転車の正しい場所に通してから繋ぐことです。チェーンは、フレームにリアホイールを装着した状態でも外した状態でも装着することは可能だが、一端をリアデレイラーのプーリーとフロントデレイラーのプレート間に通し、さらにチェーンステイの内側を通した状態で繋ぐ必要がある。これを間違えるとまた繋ぎ直す必要があり、コネクティングピンを無駄に消費することなります。
チェーン交換は、自転車屋さんのようにしょっちゅうやっていれば失敗しませんが、自分のような個人ユーザーは数年に一度しかやりません。失敗しながら作業を進める必要があり、そのことを書きました。
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