2014年3月29日土曜日

金剛堂山(1638m)、富山県

山頂から白木峰方面、背後に薬師岳


北西尾根、方折岳経由で金剛堂山に登り、北尾根を経て旧スノーバレースキ−場へ。春の雪稜散歩を楽しんだ。

7:10スキー場P〜9:45方折岳〜11:40山頂12:00〜ゲレンデトップ14:30〜スキ−場P15:00

山頂でシールを剥がして北尾根に滑り込む。コルでシールを貼直して、スキ−場ゲレンデトップまでアップダウンを繰り返す雪陵歩きとなる。小ピークの巻きをルートミスして雪庇下の急斜面トラバースで冷汗。スキーを脱いでツボ足で雪庇を乗り越える。スキー場トップで景色を楽しんだ後、無人のゲレンデを一気に滑り降りた。
 利賀の天竺温泉に立寄り、汗を流してから帰宅。


<道具>
スキー: Atomic Snoop Daddy(163cm)+TLT Vertical FT
靴:Garmont Radium
カメラ:Nikon1J1+ NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6


ブナの巨木帯を行く


栃谷源頭

片折岳で一休み

先週行った大勘場山の上に白山


ブナの古木にキツツキの巣穴





















北西尾根

山頂から奥金剛方面

雪崩れる尾根

北尾根

ブナの新芽

ゲレンデが見えた

ゲレンデトップから山頂方面

ライン3

防風網はそのまま

ゲレンデ下部

ゴール

フキノトウ

本日のルート

2014年3月22日土曜日

大勘場山(仮称、1411.1m)富山県

1200m台地から山頂方面、ココからが遠い


スキーを使って、利賀の奥大勘場集落東方にある無名峰(1411m)に登って来た。百瀬川と利賀川に挟まれた山脈にあるピークだが、一番近い集落が利賀川側にある大勘場(たいかんば)なので、大勘場山とした。

7:20千束ダム〜11:50 1200m台地〜13:00山頂13:20〜千束ダム14:30

利賀川沿いに延びる県道34号線(利賀河合線)は、利賀から水無を経て、楢峠手前で国道471に合流する。水無ダムから西へ分岐する牛首林道を辿ると白川郷へ通じる。今日は千束ダムに車を停めさせていただき、ピークから北北西に延びる尾根の末端に取り付いた。
 北陸は一昨日から悪天、平地では昨晩まで雨、お山では金曜から今日の明け方まで雪、今朝はカラっと晴れた。利賀にはサラサラの粉雪が降り積もっており、ラッセルはファットスキーで踝から膝下、吹きだまりでは1m以上の新雪。雪面にストックを突き立てると、新雪の下はカリカリのアイスバーンだと分かる。こんな日は雪崩に注意が必要です。樹木の周りには、深いツリーホールが隠れていて、転落にも要注意です。
 最初スギ植林の細尾根を辿っていくと、標高800m付近からナラとブナの混交林となり歩き易くなる。傾斜に緩急のある尾根を登っていくと、1150mで地図に無い大きな林道が現れる。平坦地形がしばらく続き標高を落とさないようにコース取りして進むと、正面にりっぱな佇まいの大勘場山が見えてくる。平坦地南端1210mから標高差150mの急斜面、下から見上げると壁のよう。気温が上がり帰路の雪がくさりそうなのを言い訳にして、此処で引き返そうとも思ったが、今度いつ来れるかわからない。コルでひと呼吸おいて急斜面に取り付いた。右手に雪庇、左手に雪崩そうなオープンバーンを見ながら、細かくジグを切って高度を上げる。登りも下りもココが今日のハイライトでした。山頂でゆっくり写真をとってスキーを滑降モードに切り替えた。なるべく辿って来たルートを外さないようにしてパウダーランを楽しんだ。
 地形にバリエーションがあり、なおかつ分かり易い。好ルート。

<道具>
スキー: G3 Zenoxide C3 105(167cm)+TLT Speed Radical
靴:Garmont Radium
カメラ:Nikon1J1+ NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6




千束ダム(帰路撮影)

始めは細尾根を辿る

ウサギのリングワンデリング

標高1150mで地図に無い林道が現れる

金剛堂山方面

山頂下の急斜面






















山頂迄あとわずか

西側を巻いて

山頂

最高到達点は1417m、積雪は6m近い?

山頂台地は登りトレースを辿る

登って来た尾根を滑降

標高1300m付近


ダム湖に降りる

本日のコース




2014年3月15日土曜日

白木ヶ峰(桑谷山、1206.5m)、岐阜県

白木ヶ峰山頂

 今日は新規開拓の山へ。八尾の白木峰から万波川を隔てて南東にある1207峰へ登ってきた。地図に山名はないが、インターネットで検索すると白木ヶ峰とか桑谷山とかと云われているようだ。車にスキー道具一式積んで、国道41号線を猪谷へ。国道360号線(越中西街道)に乗り換えると程なく飛騨漫画王国・宮川温泉という看板が出て来てくる。この施設は、併設されていた白木ヶ峰スキー場が閉鎖された後も営業を続けており、駐車場を利用させていただいた。

8:50白木ヶ峰スキー場〜南尾根〜12:00東尾根合流点〜13:15山頂13:35〜東尾根合流点14:10〜南尾根〜スキー場14:50

ゲレンデ跡を標高500mまで上り詰めると、そこから高度差200mほど細尾根を辿る。ココの通過にちょっと手間取るが、標高700mから山頂まで素晴らしいブナ林が続く。昨夜から降った新雪が30cmほど。標高1050mの東尾根との合流点からは、御嶽山から乗鞍、笠ヶ岳の展望が良い。山頂手前の地形がやや複雑で、なるべく高度を落とさないように偽ピークを巻いて進む。山頂は広々としており、展望もそれなりにある。一休みして滑降。1160mピークとの鞍部で一度シールを貼り東尾根合流点まで。あとは素敵なブナパウを楽しんでゲレンデ跡へ滑り込んだ。登りで手間取った細尾根は、少し西側の沢に回り込むようして通過し、スキーを履いたまま問題無く降りられた。
 予報通り、午前中小雪舞う曇天、午後から晴れ上がって気持ちのよい一日となった。新しいスキーに合わせて新調したG3のシール HighTractionは、従来のAlpinist Skinに較べてやや重いが、その名の通りよく効いて具合が良い。

<道具>
スキー: G3 Zenoxide C3 105(167cm)+TLT Speed Radical
靴:Garmont Radium
カメラ:Nikon1J1+ NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6




白木ヶ峰スキ−場跡スタート
最初は細尾根を辿る
宮川方面




東尾根との合流点@1040m



1160mピークとの鞍部


山頂
御岳〜乗鞍方面の展望
山頂下のスロープ
ミニ雪まくり

樹間に笠ヶ岳
ゲレンデ跡正面にソンボ山


本日のルート