2015年2月28日土曜日

袖山(852m)、富山県

大長谷集落から袖山(左のピーク、2013年12月撮影)

大長谷の袖山へスキー登山に出かけてきた。袖山は、八尾から大長谷へ向かう途中、大長谷川右岸に見える典型的な里山。大長谷集落から大長谷川の下流を眺めると山頂の平坦な地形が印象的な山である。夏道登山道はなく雪のある時期にしか登れない。

10:30 国道471(中山橋)〜10:55下の林道〜11:30上の林道〜12:40山頂13:10〜国道13:50

袖山へは、南側の上牧から林道を利用して登られているようだが、laid-backさんの記事を参考にさせていただいて、大長谷川にかかる中山橋から取り付いた。北陸では先週末に春一番が吹き暖かい日が続いたが、金曜からプチ寒波が来て冷え込んだ。平地ではほとんど積もらなかったが、大長谷周辺では10〜20cmの積雪があり、新雪を踏んでのスタートとなった。なので、下部ではそこここに落とし穴が隠れており注意して進む。始めちょっと複雑な地形を登り上げると、冬期無人の中山集落に出る。ここで最初の林道を横切ってさら登ると再び林道を横断。背の高い杉林を登って行くと標高700m付近から、ブナとコナラの雑木林となり展望が開けてくる。山頂付近は平坦な地形で、柔らかな日差しを浴びてのんびり進むと丸みをおびた山頂に到着。眼下に大長谷の景色を眺めながら、ゆっくりランチ。下りは開けた地形を選んで滑降、底付きのあるヘビーパウダーだが楽しめた。



本日のコース

大長谷川に架かる中山橋スタート

橋から続く作業道を辿る

神社の脇を抜けて

下の林道(中山集落付近)

上の林道

うっそうとした杉林を行く

ブナとコナラの自然林となる

展望が開けてくる

山頂

山頂から大長谷

対岸の1012ピーク(三ヶ峰?)と942ピーク


ツリーラン

大長谷川

大長谷から袖山

本日の道具
スキー: G3 Zen Oxide C108 (167cm)+Dynafit TLT Radical ST
靴: Garmont Radium
カメラ: Nikon1J1+ NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6



2015年2月22日日曜日

神奈山、新潟県

藤巻尾根1820ピークから山頂方面


 ちょっと遠出して、妙高の神奈山へスキー登山に出かけてきた。今日は名古屋のKさんと

7:30 妙高休暇村(標高730m)〜8:15標高1000m〜9:05標高1200m〜9:50標高1400m〜10:40標高1600m〜11:50 標高1820m  12:30 〜 休暇村 13:10

朝から快晴の一日。Kさんとは、去年の春 白山東面でご一緒して以来の再会、妙高休暇村の駐車場で待ち合わせした。Kさんは休暇村に前泊されたらしい。挨拶もそこそこに早速準備してスタート。
 まず、休暇村に付設されたスキー場のリフト乗り場北側にある沢を横断して対面の尾根に取り付く。妙高らしいたおやかな地形とブナの疎林で登り易い。藤巻山(945m)から続く尾根に乗って少し左に進路を変え、しばらく行くと見事なブナの巨木林となる。右手に沢状地形を見ながら広々としたブナ尾根を登って行くと標高1300m付近で突然森が切れる。無木立の急斜面を登り上げると展望のよい台地状の斜面に出る。大斜面を進むと徐々に斜度が増し、尾根が細くなっていく。
 小春日和で風弱く日差しが強い。汗びっしょりかいて登っていくと1800mを越えたところでスキーを履いたままでは越えられそうもない急斜面が現れる。山頂まで残り僅かだが、おじさん2人つぼ脚で登頂する元気もなく、登りはココまでとした。小ピークで展望を楽しみながらゆっくりランチを取り、準備して滑降スタート。気持ちの良い大斜面を交互に滑り降りる。標高を落として樹林帯に入ると雪が重くなってくるが、最後までパウダーを楽しむことが出来た。最後ちょっとの距離をシールを張り直して、ゲレンデに登り上げれば終了。休暇村の温泉で汗を流し、再会を約して解散。素敵な一日となりました。




本日のルート


ゲレンデ下の谷を横断

尾根末端に取り付く

ブナ林を行く

大平原に出る

頸城平野と日本海
傾斜が増してくる

雪庇尾根を行く

雪壁に行く手を阻まれる

1820ピークでランチ

滝ノ沢

大斜面を滑降

休暇村ゴール


道具
スキー: Armada JJ+Dynafit TLT Speed
靴:Scott コスモス(Kさん)
スキー: G3 Zen Oxide C108 (167cm)+Dynafit TLT Radical ST
靴: Garmont Radium(私)
カメラ: Nikon1J1+ NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6

2015年2月7日土曜日

三方崩山、岐阜県



三方崩山北東尾根

三方崩山は、飛騨側白山前衛の秀峰。夏の登山道は山頂から東に延びる尾根に付けられており、登山口は平瀬温泉のすぐ上ある。この尾根は細い上に斜度が急過ぎて山スキーには向かない。今日は、東尾根から弓ヶ洞谷を隔てて対岸にある北東尾根を途中まで登ってきた。

7:05 国道 〜 11:30 1402ピーク 〜 13:30 標高1680m 13:50 〜 国道 15:00

白川郷から国道156を車で10分ほど南下してシッタカ谷に架かる橋を渡るとすぐ左手に帰雲城埋没地とされる公園がある。ここに駐車させていただき、スキーを担いでスタート。道路の反対側の雪壁をよじ登ってスキーを履く。平坦な地形を林道と交錯しながらシッタカ谷近くまで進み、杉林の急斜面に取り付いた。標高1000m近くになると、植林地帯が終って傾斜が弛み、尾根地形となる。ブナ尾根は始め幼木林なのが、徐々に巨木の疎林になる。右手に野谷荘司〜妙法山の白い稜線が輝いている。広々した1402ピークまで来ると、正面にゲレンデのような一枚バーンが聳えている。一休みして急斜面にとりつき雪の状態を確かめながら登っていく。柔らかい新雪の20〜30cm下に固い雪面があり、ラッセルはきつくないが雪崩注意。木が生えているところを選んで登っていくと徐々に南風がきつくなる。風が強く当たる上部では部分的にアイスバーン。スリップしそうなのでスキーを担いでつぼ脚アイゼンで登るものの、1700m手前で目を開けていられないほどの強風となり、木の生えたくぼ地に退避して登高終了。そそくさと準備して大斜面を滑降。下部のブナ尾根も楽しめた。
 この時期標高の高いところを登るときは、最初晴れていてもゴーグル必携でした。下山後いつものように大白川温泉で汗を流してから帰路についた。




本日のルート
早朝の白川郷荻町から野谷荘司山

尾根末端


標高850m付近


杉の植林地帯を抜ける


帰雲山


人形山が見えてくる


疎林となる


野谷荘司山





1897峰


妙法山


上部が見えてくる


コルから急斜面に取り付く


肝心なところで天候が急変


大滑降


人形山の下に白川郷

道具
スキー: G3 Zen Oxide C108 (167cm)+Dynafit TLT Radical ST
靴: Garmont Radium
カメラ: Nikon1J1+ NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6