三方崩山北東尾根 |
三方崩山は、飛騨側白山前衛の秀峰。夏の登山道は山頂から東に延びる尾根に付けられており、登山口は平瀬温泉のすぐ上ある。この尾根は細い上に斜度が急過ぎて山スキーには向かない。今日は、東尾根から弓ヶ洞谷を隔てて対岸にある北東尾根を途中まで登ってきた。
7:05 国道 〜 11:30 1402ピーク 〜 13:30 標高1680m 13:50 〜 国道 15:00
白川郷から国道156を車で10分ほど南下してシッタカ谷に架かる橋を渡るとすぐ左手に帰雲城埋没地とされる公園がある。ここに駐車させていただき、スキーを担いでスタート。道路の反対側の雪壁をよじ登ってスキーを履く。平坦な地形を林道と交錯しながらシッタカ谷近くまで進み、杉林の急斜面に取り付いた。標高1000m近くになると、植林地帯が終って傾斜が弛み、尾根地形となる。ブナ尾根は始め幼木林なのが、徐々に巨木の疎林になる。右手に野谷荘司〜妙法山の白い稜線が輝いている。広々した1402ピークまで来ると、正面にゲレンデのような一枚バーンが聳えている。一休みして急斜面にとりつき雪の状態を確かめながら登っていく。柔らかい新雪の20〜30cm下に固い雪面があり、ラッセルはきつくないが雪崩注意。木が生えているところを選んで登っていくと徐々に南風がきつくなる。風が強く当たる上部では部分的にアイスバーン。スリップしそうなのでスキーを担いでつぼ脚アイゼンで登るものの、1700m手前で目を開けていられないほどの強風となり、木の生えたくぼ地に退避して登高終了。そそくさと準備して大斜面を滑降。下部のブナ尾根も楽しめた。
この時期標高の高いところを登るときは、最初晴れていてもゴーグル必携でした。下山後いつものように大白川温泉で汗を流してから帰路についた。
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早朝の白川郷荻町から野谷荘司山 |
尾根末端 |
標高850m付近 |
杉の植林地帯を抜ける |
帰雲山 |
人形山が見えてくる |
疎林となる |
野谷荘司山 |
1897峰 |
妙法山 |
上部が見えてくる |
コルから急斜面に取り付く |
肝心なところで天候が急変 |
大滑降 |
人形山の下に白川郷 |
道具
スキー: G3 Zen Oxide C108 (167cm)+Dynafit TLT Radical ST
靴: Garmont Radium
カメラ: Nikon1J1+ NIKKOR 11-27.5mm f/3.5-5.6
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