カモシカの親子 |
秋晴れの一日、有峰の麓にある長棟(ながと)林道を自転車で走ってきた。この林道は、カミオカンデの施設がある岐阜県神岡町東茂住(もずみ)から二つの峠を越えて富山市の東福沢へ抜ける長大な山道。昔付近に大きな鉱山があったせいか、林道としては道幅広くしっかり作られている。しかし、ほとんどの区間が未舗装で、危険個所もあり自動車では通り抜けることが出来ない。今日は、東茂住の国道沿い駐車場に車を停めて、MTBでスタート。駐車場のはす向かいにある交番脇の小さな路地を登って行けばすんなり林道に入れる。茂住峠まで、急傾斜のダートが延々と続く。峠までの間に、登山者らしき車に一度追い越された。峠は、この林道の最高標高地点(1070m)で、六谷山の登山口になっている。
茂住峠から北へ少し下った場所にゲートがあり、此処から先、長棟川まで行く間に酷くぬかるんだ箇所があって、この区間の状態が一番悪い。盛大に泥はねを浴びて悪路を通過、川にかかる長棟大橋を渡ると、長棟峠からの道に合流する。T字路を右折して長棟峠を越えると飛騨の佐古集落へ下るが、峠から先の道は今では廃道になっているらしい。今日は、左折して長棟川沿い(といっても川は遥かに下)に走る。この区間の路面は概ね乾いており、何故かよく整備されていて傾斜もゆるく走り易い。途中奥山発電所に下る場所に、二番目のゲートがある。このゲートを過ぎて、道が長棟川を離れてしばらく行くと三番目のゲートがあり此処が桧(ひのき)峠らしい。峠を越えると一旦つづら折れの急な下りとなり、黒川に合流すると再び走り易い一本道になる。町長水須林道分岐点まで来ると舗装路となり、長棟林道はココで終点。国道41号線のスタート地点に戻るために、交叉点を左折して町長水須林道を進むが、途中まで登ったところで崖崩れの修復工事のため完全通行止、もと来た道に引き返す。熊野川台地を大きく遠回りして、東茂住の駐車地点へ戻った。
かつて栄華を誇った神岡鉱山に由来する、一見不思議な遺構の数々が点在するワンダー林道。今日のルートなら、国道41号から茂住峠まで一気に標高を上げ、その後、少しずつ高度を落としながら未舗装ダウンヒルが楽しめる。初めてのコースでプチ冒険気分を味わえた。
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茂住峠への登り途中にある鉱山の遺構 |
キラズ山〜六谷山の山肌 |
茂住峠 |
岩を削り取ったルート |
長棟大橋 |
長棟川 |
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奥山発電所入り口 |
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桧峠 |
長棟林道終点(町長水須林道分岐) |
下双嶺 |
何時も拝見しております、今日は少年の日の冒険といった感じでしたね。
返信削除http://corvette1982.blogspot.jp/
コメントをどうもありがとうございます。
削除自転車おやじさん(http://www.yuugao.jp/tougeoyaji/kouyou_mozumi_hinokitouge.htm)や輪跡さん(http://2802rzm.gooside.com/dai5gou/rinnseki53mozumitouge.html)の記事を見ていて、以前から行ってみたいと思っていた場所に行くことができました。
SugawaraさんのHPも拝見します。